栄養素に関して

健康食品に対する注意

いわゆる「健康食品」というものは、厚生労働省が認めている「保健機能食品」とは一線を画しているので、そのポジションは非常に曖昧なものとなっています。(法的には一般食品扱いです。)

そのため、情報を鵜呑みにした結果、思ったような効果が得られずがっかりしてしまったり、また深刻なものでは副作用や過剰摂取などで健康を害してしまった、などということもよくありがちです。

マスコミなどによる過大な情報や口コミなどをそのまま信用して残念な結果にならないように、自分でしっかり選択することが必要です。

健康食品やサプリメントというものはあくまでも「補助食品」として捉えるべきです。

健康を維持するためには、まずは毎日の食事をしっかり摂り、十分な栄養を摂取することが一番大切なことなのです。

「健康食品やサプリメントだけでも栄養は十分摂取できる」という考え方は間違っています。

普段の食事では不足しがちな栄養素を補給する目的で作られているものですから、身体に必要な全ての栄養素を補給できるわけではないのです。

1日3食、栄養のバランスのよい食事を摂っていればそれで十分、補助は必要ないのです。

一人暮らしや仕事のため不規則な生活を余儀なくされている方が、コンビニのお弁当やファーストフードなどばかりの食生活をしていると不足してしまうビタミンやミネラルを補う。

そのために健康食品やサプリメントを摂取してビタミン・ミネラルを補う。こういう考え方が正しいのです。

つまり、健康食品やサプリメントの上手な利用法とは、まず自分に不足している栄養素をしっかりと見極めて、不足分だけを補うということなのです。

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保健機能食品と健康食品

最近は「トクホ」と呼ばれる「特定保健用食品」などという名称が身近になってきました。

それはやはり皆さんが「健康」というものを真剣に考え始めた、ということの根拠の1つだと思います。

さて、この「トクホ(特定保健用食品)」というのは、厚生労働省から認可を受けた「保健機能食品」のひとつであり、公的に成分のはたらきや安全性が認められているものです。

平成3年にできたもので、個々の製品ごとに厚生労働省から許可を受け、保健の効果(許可表示内容)を表示することの出来る食品のことです。

例えば血圧や血中のコレステロールを正常に保つための補助的役割、お腹の調子を整える、などということが(国の審査を受けて)科学的に証明されているということです。

トクホの他に「栄養機能食品」と呼ばれるものもこの保健機能食品に含まれます。

こちらは国が定めた栄養成分の規格基準に1つでも適合していたら、製造業者が「栄養機能食品」と表示し、栄養成分の機能の表示ができる、というものです。

ですからトクホと違って個別に厚生労働省の許可を受けているわけではありません。

栄養機能食品は高齢化や不規則な生活のために必要な栄養分が摂れない時などに「不足分の栄養補給」のために摂取するためのものです。

自分に不足している栄養素を確認しながら摂取することが出来ますが、表示されている栄養素以外のものも含まれている場合もありますので、過剰摂取にならないよう注意が必要です。

またいくら厚生労働省認可といっても「医薬品」ではありませんので、病気の治療に用いるものではありません。

逆に厚生労働省の認可を受けていない、一般食品と同じ扱いなのがいわゆる「健康食品」です。

サプリメント、健康補助食品、栄養補助食品といわれるものがそれにあたります。

これらは成分や働き、安全性などが公的に認められていないので、保健機能食品のように効果効能の表示が出来ません。

また有効性の根拠が科学的でない、効果が確実性に欠ける、などの問題あるケースもあるので、利用には注意が必要な場合もあります。

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アミノ酸は運動に大切な栄養素

アスリートスポーツの世界では以前からアミノ酸を摂取することは常識でしたが、普通の愛好家の人々の間でも今ではアミノ酸が広く利用されています。

アミノ酸は筋肉の主成分であるタンパク質を構成しているので、運動する時にはその必要量がとても高まることが知られています。

アミノ酸は摂取してから吸収されるまでの時間が約30分なので、必要な時に迅速に利用できるという優れた特徴を持っており、手軽に効果的に摂取できるものです。

主な働きは「持久力向上」「疲労軽減」「筋肉痛軽減」「免疫力回復」などがあります。

ハードなスポーツや長時間の運動をおこなうと、不足したエネルギー源を補うために私たちの身体は筋肉中のタンパク質を分解し、アミノ酸を消費し始めます。

この筋肉に含まれるアミノ酸のことを分岐鎖アミノ酸(BCAA)といいます。

激しい運動によってBCAAが体内で消費され、筋肉の組織を損傷してしまうのです。

ですから開始前や途中にBCAAを補給すると、運動エネルギーとして利用され、筋肉の損傷を防ぐと共にスタミナをより長時間維持することが可能になります。

加えてスポーツ直後や睡眠前にBCAAを補給すると、傷んだ筋肉を素早く回復し、翌日の筋肉痛などを軽減する効果も期待できます。

また激しい運動後には免疫力が低下し、身体の調子を崩すことがよくあります。

その対策としては、普段からシスチン・テアニンといったアミノ酸を摂っておくと、免疫力低下を防ぎ、体調を維持することが期待できます。

BCAAはメタボリックシンドローム対策にも有効です。

私たちの身体は加齢によって年々基礎代謝量が減っていきますが、BCAAを摂取することによって筋肉量を増やし、基礎代謝量を高めることができ、体脂肪を減らすことも期待できます。

またアルギニンとグルタミンというアミノ酸をプラスすると、成長ホルモン分泌が促進され、筋肉中のタンパク質の合成をより効果的に促進することが期待できます。

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アミノ酸と美容の関係

アミノ酸は食事で摂る栄養の働きの他にも私たちの身体にとって大切な部分を担っています。

女性の方には重要な美容の面でもさまざまな働きをしています。

例えば肌を美しく保つには角質層の水分量がどれ位あるか、つまりうるおいが必要ですが、この角質層の中にある保湿因子として重要なのがアミノ酸なのです。

表皮の細胞が死んで角質層になる時に、細胞内のタンパク質が分解してアミノ酸となり、角質層に供給されるのですが、肌の天然保湿因子の約半分がアミノ酸、そしてグルタミン酸から出来るピロリドンカルボン酸というものです。

また肌のハリをもたせるためにひつようなコラーゲン、これもアミノ酸から出来ています。

肌のトラブル、かさつきやくすみ、アトピー性皮膚炎などの原因はアミノ酸不足といわれています。

肌だけではなく髪の毛も同じです。

髪の毛の美しさを保つために重要な役割を担っているのはキューティクルと呼ばれるもので、その保湿成分がアミノ酸です。

ある種のアミノ酸を配合したシャンプー・リンス、トリートメントを使うと保湿力が高くなり、美しい髪を作ります。

アミノ酸を配合したものでは他に石けんや化粧品なども低刺激で肌や髪にやさしいものです。

それはアミノ酸系の石けんなどはできるだけ肌のphになるように工夫されていて、しかもアミノ酸自体が私たちの身体を構成する成分なので害がほとんどないからです。

また石けんや洗剤などは環境に配慮され、速やかに自然に戻る生分解性が求められています。

その点アミノ酸は自然に戻りやすい物質なので、最近ではグルタミン酸やグリシンなどのアミノ酸と脂肪酸を組み合わせて作られた洗剤などが開発され活用されています。

このようにアミノ酸から発展した生活素材が、ますます活躍の場を広げつつあります。

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アミノ酸を食事とサプリメントで摂取

人間が1日に必要なアミノ酸量は約70グラムと言われています。

普通の食事を摂っていればアミノ酸は足りるはずなのですが、栄養が偏った食事やダイエットなどによる食事制限をしていると、不足したりバランスが崩れたりします。

特に最近の日本人に多い、欧米化された肉食中心の食事では理想とはかけ離れてしまっている部分もあるでしょう。

食物から摂るしかない必須アミノ酸を効果的に摂取するためには、ご飯やパンのような主食と、肉・魚・卵・大豆などの副食をバランスよく組み合わせることが必要です。

たとえば、ご飯と味噌汁、焼き魚、納豆、卵などの組み合わせは理想的な食事と言えるでしょう。

アミノ酸を消費するのは主に運動時ですが、それ以外の日常生活の中でも消費されています。

アミノ酸が不足すると、身体にいろいろな変調をきたしてきます。

特に必須アミノ酸が不足すると、不眠症、情緒不安定、免疫力の低下、肌荒れなどが起こってきます。

基本的には食事で摂るのが理想ですが、それでも不足する場合はサプリメントなどで補うことも必要になってきます。

サプリメントで摂取した場合、摂取後30分位で吸収されます。

タンパク質は腸管でアミノ酸に分解されてから体内に吸収されるために消化吸収には時間がかかります。

アミノ酸として摂取するとそのまま吸収されるため、タンパク質よりも早く吸収されます。

吸収後の機能は、食品で摂取してもサプリメントで摂取しても同じです。

激しい運動をした後や、なかなか食事で上手く摂れない時などは、錠剤やドリンクなどで補うとよいでしょう。

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アミノ酸は大切な栄養素

人間の身体を形成しているものは、水分を除けばほとんどがタンパク質です。

そのタンパク質の種類は10万種類ともいわれ、このタンパク質を構成している成分が約20種類のアミノ酸です。

この約20種類のアミノ酸は適材適所で利用され、内蔵や筋肉、消化管、髪の毛、皮膚、DNAなど私たちの身体を作っているのです。

アミノ酸とは分子内にアミノ基とカルボキシル基という同じ構造を持った化合物の総称です。

大切なアミノ酸ですから必要な時にいつでも取り出せるように蓄えておく場所が「アミノ酸プール」といわれているものです。

貯えが不足すると身体の機能や免疫力が低下してしまいます。

私たちが肉や魚、穀物などを摂ると、そのタンパク質は体内で20種類のアミノ酸に分解され、その後再び体タンパクに組み替えられます。

その時20種類中11種類のアミノ酸は体内合成で補うことが出来ますが、残りの9種類は体内で作ることが出来ないので食物から摂ることが必要不可欠となります。

この体内で作ることが出来ないアミノ酸のことを「必須アミノ酸」といいます。

逆に体内で作ることが出来るアミノ酸は「非必須アミノ酸」と呼ばれています。

他に細胞や血液中などに蓄えられているアミノ酸があり、「遊離アミノ酸」といわれています。

必須アミノ酸は1種類でも欠けるとタンパク質合成が出来なくなるので、バランスよい食事を摂ることが大切です。

肉・魚などの動物性タンパク質だけでなく、穀物・豆類などの植物性タンパク質も摂るように心がけましょう。

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食物繊維の摂取方法

私たちの身体にとって欠かすことのできない大切な栄養素、食物繊維。

いったいどれ位の量を、どうやって摂取すればいいのでしょうか?

現在では、残念ながら1日の食物繊維食事摂取量の目安量が実際の摂取量とあまりにかけはなれている、と言う状態です。

ですから「目標量(平均摂取量と目安量の中間値)」という項目で示されているものが現実的な数字と言えます。

その目標量は男性で約20グラム、女性で約17グラムとされています。

これを野菜類・芋類・穀類・豆類・海藻類・果物など(植物性食品)から摂取していきます。

特にゆでたり揚げたりした方が、食物繊維量は多くなるといわれています。

しかし、現代人の食事ではなかなか目標量に達しない現実があります。

そこで上手く使いたいのが「栄養補助食品」といわれるものです。

サプリメントやドリンク剤、また食物繊維が含まれたスープやコーヒーなどの飲み物もありますね。

栄養補助食品の中には、トウモロコシを原料とするポリデキストロース、でんぷんを原料とする難消化性デキストリンなどがあります。

これは食物繊維を補う目的で作られた水溶性食物繊維で、厚生労働省によって特定保健用食品として認められています。

もちろん食品から摂るのが一番よいのですが、例えば「血糖値が気になる人」「高血圧な人」「コレステロール値が気になる人」「便秘の人」などは、まずは食物繊維を多く摂ることが必要ですよね。

ですからこういった栄養補助食品を効率的に摂取して、目標量を達成できるようにするのが一番いい方法ではないでしょうか。

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食物繊維の腸内での働き

食物繊維の一番効果的な働きは「腸内環境を整え、悪玉菌を減少させ、便秘を解消して身体の調子を整える」ということです。

不溶性食物繊維・水溶性食物繊維とも、腸内の老廃物を排泄させたり、善玉菌を増やしたりする働きがあります。

腸内が汚れた状態だと、血液は汚れてドロドロになり、肌荒れや吹き出物で悩まされ、免疫力の低下で風邪などをひきやすくなる、という悪循環に陥ります。

また便秘になると、吸収されなかったタンパク質が腸内細菌によって分解され、腐敗物質となって腸内に長期間停滞することになってしまいます。

腐敗物質はほとんどが有毒で、停滞すればするほど毒素が体内に吸収され、トラブルや病気の原因となってしまいます。

多くの方が使用されている便秘薬も長期にわたって使用していると、体内のカリウムイオンがなくなってしまい、体内の筋力が低下し、大腸自体を動かす筋力もなくなるのでますます便秘がひどくなってしまうのです。

便秘薬を使用するには注意が必要なのです。

便秘で一番怖いのは大腸がんです。

これは食品の中に含まれている発がん物質が長い間腸粘膜と接触していると腸がんを誘発させる原因になると考えられています。

食物繊維を摂ることによって便の容積が大きくなり発がん物質が薄められ、短時間で排出されるので腸粘膜に影響することも少なくなります。

その他加齢や飲酒、ストレス、偏食などによっても善玉菌が減少し、悪玉菌が増加する傾向があります。

食物繊維の不足は身体にさまざまな不調を増やしてしまいます。

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食物繊維の種類と働き

最近は私たちの身体にとって必要不可欠である5大栄養素につづく6番目の栄養素として俄然注目されてきた食物繊維。

今回はその食物繊維の種類と働きについてのお話です。

食物繊維は大きく分けて水に溶けにくい「不溶性食物繊維」と水に溶けやすい「水溶性食物繊維」の2種類があります。

「不溶性食物繊維」とは植物の細胞壁を作っている成分で、「糖」がたくさん連なった構造ですが水に溶けません。

野菜や穀物に含まれるセルロース、果実(成熟していないもの)に含まれるプロトペクチン、キノコなどに含まれるグルカン、甲殻類の殻にふくまれるキチンキトサンなどがあります。

不溶性食物繊維は繊維自体が水に溶けず、胃や腸で水分を吸収して数倍にふくれあがります。

これが腸を刺激してぜん動運動を活発化させ、腸内の老廃物を排泄することで便秘などの予防をするのです。

また繊維が残る分、よく噛んで食べるようになるので、食べ過ぎを防いだりあごの発育を促したりします。

「水溶性食物繊維」は植物の細胞中に貯蔵されたものや、植物自体が分泌する成分に含まれています。

不溶性と同じように「糖」がたくさん連なった形ですが構造上の違いでこちらは水に溶けやすくなっています。

果物やにんじんなどに多く含まれるペクチンや、こんにゃくに含まれるグルコマンナン、海藻類に含まれるフコイダンなどが有名です。

水溶性食物繊維は繊維自体が水に溶けやすく、体内でドロドロのゲル状に変化します。

すると食べたものの移動が緩やかになって、小腸での栄養吸収を和らげ糖の吸収速度を遅くするのです。

吸収速度が遅くなることによって血糖値の急激な上昇を抑えたり、コレステロールを減少させるという働きもします。

また移動が緩やかになるため、空腹になりにくく食べ過ぎを防ぐことにも繋がります。

またゲル状になった食物繊維は大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌(善玉菌)のエサとなりビフィズス菌が増えるため、腸内環境が整えられ、結果的に便秘解消効果を期待できるということになります。

食物繊維の種類はさまざまで、働きもそれぞれ違うので、できるだけ多くの種類を摂取するためにいろいろな食品から摂るように心がけましょう。

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酵素と自然治癒力

私たちの身体は酵素を作り出すことが出来ますが、それには限度があります。

そして酵素には「消化酵素」と「代謝酵素」のふたつがあります。

ふたつとも体内で作り出す酵素で、作り方も同じです。

たとえば消化酵素ばかりを作り出していると、代謝酵素は当たり前ですが不足してきますよね。

それを補うのが体外から摂る「食物酵素」です。

同じ焼き魚を食べる場合でも、大根おろしと一緒に食べる場合と焼き魚だけを食べる場合では使う酵素の量も変わってきます。

食物酵素は消化を助けてくれるので消化酵素の節約につながり、その分が代謝酵素に回されることになり、免疫力を高めて病気の侵入を防いでくれる働きになります。

もし酵素がひたすら消化のみに使われていたとしたら、代謝が悪くなり、免疫力が落ち、風邪などのウイルスが侵入したとしても防衛できない身体になってしまいます。

大切な酵素、無駄に使うことは避けたいですね。

私たちの身体が自然に身につけている防衛手段があります。

たとえば風邪をひいて発熱してしまった時、あなたはどんなものが食べたいですか?

ステーキやカレーなど脂っこいものをがっつり、とはとても思えませんよね?

普通はおかゆやうどんなど、消化の良いあっさりしたものを欲しがるものです。それはどうしてか?

おかゆやうどんは脂っこいものに比べてはるかに消化が良く、消化酵素を多く使わずにすむからです。

そうやって余らせた酵素を代謝に使い、病気を治そうとしているのです。

これは人間だけではなく、犬や猫など動物も同じです。

身体の調子が悪くなると何も食べずにじっとしていますよね?

これも同じように食べないことで持っている酵素を自然治癒力や免疫力を高めるために使おうとしているのです。

このように自然に身についている防衛手段を無駄にしないような生活をおくりたいものですね。

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酵素不足の原因と身体への影響

酵素不足になると、身体にさまざまな変調をきたすといわれています。

どうしてそんなことになるのでしょうか?

私たちが食物を食べた時、唾液の中にあるアミラーゼによってでんぷんが分解されブドウ糖となります。

ところがアミラーゼが不足するとでんぷんは分解されず、未消化の糖のまま吸収されて血液中を漂うことになります。

この未消化の糖は血液をドロドロにして赤血球どうしをくっつけてしまうのです。

血液がドロドロになると血流や血行が悪くなります。

赤血球どうしがくっついてしまうと、細い血管よりも大きくなり、体中をめぐることができなくなってしまいます。

身体の隅々まで血液が行き渡らない状態では、病気を引き起こすのも当然だと言えるのです。

酵素を十分に摂ることが出来るようになれば、このドロドロの血液もサラサラに変わっていけるのですが。

これはでんぷんだけの話ではなく、タンパク質でも脂肪でも同じ事が言えます。

現代人の酵素不足の原因は、加工(加熱調理)されたものばかり食べるようになったことと食べ過ぎだといわれています。

加熱すると死滅してしまう酵素は、加熱食品には全く含まれておりません。

そのようなものばかり食べていると、体内で作られた酵素だけが頼りになってしまうのですが、それにも限度があります。

ただでさえ、酵素不足で身体の調子が悪かったり、加齢で徐々に酵素を作る力が弱くなってしまっている人は、とても追いつきません。

酵素不足は拍車がかかり、食べたものは十分に分解されないまま体内に入ってきてしまいます。

そしてドロドロの血液となり、病気を引き起こす元となる。悪循環が繰り返されてしまうのです。

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酵素の種類と働き

酵素というものは人間が一生のうちに作られる量に限りがあることが最近の研究でわかってきました。

それはひとりひとりの遺伝子によって決まっていて、その一生のうちに作られる一定量の酵素のことを「潜在酵素」といいます。

体内で作られる潜在酵素には「消化酵素」と「代謝酵素」のふたつがあります。

広く知られているのが「消化酵素」、私たちが毎日食べている食物を消化分解し、吸収するためのものです。

例えば「でんぷんをブドウ糖に分解するアミラーゼ」「タンパク質をアミノ酸に分解するプロテアーゼ」「脂肪を脂肪酸に分解するリパーゼ」などです。

もうひとつの「代謝酵素」の働きは、新陳代謝(吸収された栄養を体内細胞に届け有効活用する)・有害物質の除去(毒素を汗や尿に排出)・自然治癒力(病気を治し、悪い部分を修復)・免疫力を高める、などがあります。

それから体外の酵素に「食物酵素」があります。

これは生の食べ物(野菜・果物・生肉・生魚など)と発酵食品(みそ・納豆・ぬか漬けなど)に含まれています。

酵素は加熱すると死滅するので、酵素を体外から取り入れるためにはこういう生の食品や発酵食品を摂る必要があります。

現代人は(酵素が含まれない)加工食品を摂ることが増えてきたので、こういう生の食べ物や発酵食品の摂取量がどんどん減ってきています。

その結果酵素が不足し、様々な弊害が生じてきました。

たとえばアトピー・花粉症・ぜんそく等のアレルギー症状から、がん・脳梗塞・心臓病・糖尿病に至るまで、多くの病気や不調が増加したといわれています。

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酵素は健康と長寿に役立つ隠れた栄養素

私たちの生命を維持するために必要なものとは?と聞かれたらまず思い出すのは「栄養素」ですよね。

特に5大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミン・ミネラル)プラス食物繊維は有名です。

しかしもっと大切なものがあります、それが「酵素」です。

酵素は主に食べ物を消化吸収する働きがよく知られていますが、実はそれだけではなく、私たちが息をしたり筋肉を動かしたりする上でも必要なものなのです。

つまりは生き物が生きていくための源、ということになります。

酵素の構造は簡単に言えば「ミネラルの周りにタンパク質が巻き付いたもの」というものです。

ミネラルの種類やタンパク質の巻き付き方でいろいろな種類に分類されます。

今のところは約3000種類の酵素があるといわれています。

酵素の特徴として「ひとつの酵素はひとつの仕事しかできない」というのがあります。

例えば消化酵素として有名な「アミラーゼ」、これは唾液の中に含まれていてでんぷんを分解するための酵素です。

このアミラーゼはでんぷんだけを分解できるもので、タンパク質などは分解することが出来ません。

それから酵素は熱に弱い、という特徴もあります。

加熱すると材料のタンパク質が変成して酵素でなくなってしまうからです。

酵素が耐えられる温度は50度から70度といわれていますから、加熱した食べ物には酵素としての働きはない、ということになります。

酵素が含まれている食べ物は生の肉・魚、生野菜、果物、それから納豆やぬか漬けなどの発酵食品です。

このように食べ物に含まれている酵素のことを「食物酵素」と呼びます。

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健康と長寿に役立つ栄養素 ミネラル

ビタミンと共によく聞く栄養素が「ミネラル」ですね。

でも、いったいミネラルとは何か?と聞かれた場合、きちんと答えられる人はどれ位いらっしゃるのでしょうか?

「ミネラル」とは五大栄養素(タンパク質・脂肪・炭水化物・ビタミン・ミネラル)にも含まれています。「無機質」ともいわれますね。

この中で特に不足しがちになるのがビタミンとミネラルなのです。

ビタミンとミネラルはお互いに助け合いながら働いているので、どちらか一方だけでは不十分ですのでどちらもバランス良く摂取する必要があります。

またこの五大栄養素の中でミネラルだけは人間の体内で合成することが出来ないのです。

ですから外から取り入れるしかないわけです。

一番有名なのが「カルシウム」と「鉄分」でしょうか。

カルシウムは不足すると骨粗鬆症の原因になりがちですから特に老年期には注意が必要です。

また鉄分は現在日本では最も欠乏症の多いものだといえるでしょう。

鉄分が不足するとヘモグロビンが減少し、血が薄くなって貧血の症状があらわれます。

特に女性は月経で鉄分が失われるために貧血が起きやすくなります。

またナトリウムと塩素の化合物である食塩も、病気との関係を指摘されていますね。

高血圧の人や心臓病、腎臓病などでは食塩制限が必要となってきます。

ひとくちに「塩」といっても、化学合成された精製塩と海などから摂れた天然塩とでは中身も変わってきます。

同じ塩を摂るのなら、少しでも他のミネラル分が含まれている天然塩を摂る方をお勧めします。(ただし、現在は公正取引委員会により「天然塩」「自然塩」という表示は禁止されており、「ミネラル豊富」などという表示も不当表示に当たる、とされています。)

その他の代表的なミネラルとしては、「マグネシウム」「亜鉛」「ヨウ素」「カリウム」「マンガン」などがあります。

ミネラルはできるだけ食物で摂るのが望ましい形ですが、どうしても不足する場合はサプリメントをうまく利用しましょう。

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長寿に良い栄養素とは(その2)

元気で長生きするために必要な栄養素とは何でしょう。今回は具体的な栄養素についてお話ししましょう。

まずは身体の健康を維持するために必要なものです。歳を取ると骨や筋肉が衰えてそれが元で病気やケガをすることがよくあります。

筋肉や身体の基礎を維持するために必要なのは「タンパク質」です。ご存じの通り、タンパク質は筋肉や臓器、皮膚などをつくる栄養素です。

肉や魚、卵、牛乳に乳製品、といったものに多く含まれます。また骨や歯を作るものには「カルシウム」があります。

牛乳や乳製品、小魚やひじき、また小松菜や切り干し大根など野菜や豆腐などにも含まれます。

そのカルシウムの吸収を助けるものが「マグネシウム」と「ビタミンD」です。

マグネシウムはナッツ、納豆、豆腐、魚介類、バナナ、ココアなどに含まれます。

ビタミンDは魚介類、干し椎茸、キノコ類などに多く含まれます。

活性酸素を防ぐ抗酸化食品としては、にんじん、かぼちゃ、レバーなどの「ビタミンA」、果物、小松菜などの「ビタミンC」、アボガド、玄米などの「ビタミンE」、お茶に含まれる「カテキン」があります。

また、生活習慣病を予防するものとしては、余分なコレステロールや脂肪を排泄する「食物繊維」と、血液をサラサラにする「EPA・DHA」があります。

食物繊維は海藻類、キノコ類、豆類などに含まれ、EPA・DHAはあじ、いわし、さばなど青魚に多く含まれます。

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